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【キングダム】宜安の戦い

目次

主要人物


李信
秦の将軍

蒙恬
秦の将軍

愛閃
楽華隊副長

桓騎
秦の六大将軍

李牧
趙の三大天

楽彰
青歌軍将軍

フーオン
青歌軍五千将

ストーリー

李牧の包囲網

赤麗を取った桓騎連合軍14万が宜安に向け出陣する。李牧率いる宜安の軍も出陣し平地戦で迎え撃とうとしていた。趙軍と相対した桓騎連合軍は想像をはるかに超える軍の規模に驚きを隠せなかった。

李牧は半年の間に北部の兵を総動員し、それを得意の情報統制で知られないようにしていた。そして、今まで北部攻略を諦めない程度に秦軍の数を減らし続け今の状況を生み出したのである。秦軍14万に対し、趙軍は31万の大軍勢で迎え撃つ。

趙北部軍は北の最高の統治者と認める李牧と共に戦えることを心から喜んでいた。

一方、31万という想定外の敵軍の規模に桓騎連合軍は愕然としていた。

蒙恬これまでの連合軍の流れがすべて李牧に仕組まれたものだったことに気づくのだった。そして、「そんなことが出来るのか、人に」と改めて李牧の底知れなさを実感していく。

李牧が号令をかけると趙の大軍が一斉攻撃を始めた。

蒙恬が「滞って戦ってはダメだ」と何とかこの場からの脱出を図るが、正面と左方からの猛攻を見て「目前の敵に集中しなければすぐにやられる」と焦る。さらに、「先も考えなければこの秦軍はここで全滅する」とも確信していた。

河了貂も「何かしないとやられる」と焦っていたが、「李牧の詰んだ盤面から逃れることなんて出来るのか」と感じていた。

通常、平地戦では圧倒的兵力差のある戦いは行われない。弱小の軍の方が開戦を避けて籠城するか退却するか降伏するからだ。それが開戦となるには弱小軍の方に引けぬ何か特別な秘策があるかである。昨年、桓騎軍は三倍の兵の扈輒軍と戦ったが、正にそこでは不利を逆手に取った奇策で桓騎が勝利した。あの戦いは桓騎が扈輒軍を誘い込んで始まった戦いであった。しかし、今回は全くの真逆である。二倍以上の趙軍がその姿を隠し、桓騎軍を敵地奥深くまで誘い込んでの開戦である。兵力差も地の利も練り込まれた策も敵側に分がある場合勝ち目はない。秦軍にとってはそんな戦いが突然始まってしまった。

趙軍の一斉攻撃に、左翼を務める楽華軍の陣は決壊が続き、蒙恬は「ダメだ、キズ口をふさぎに行ってもただ少し延命しているにすぎない」「何か李牧の想定外のことをせねばこの戦況は打破できない」「だが、一体何ができる」と打つ手なしといったところだった。

右翼担当飛信隊の河了貂も自分たちが抜かれた次は本陣が狙われるこの状況で、桓騎軍が援軍を寄越さない状況を理解できていなかった。

李牧は圧倒的兵力差で詰んだこの盤面をそのまま数で圧殺しようと目論んでいた。

摩論が両翼に兵を送らない理由を桓騎に問いただすが、桓騎は理由を答えず「まだ戦は始まったばっかだ」とまったく焦りを見せていなかった。

信は「火が消える、このままじゃ完全に」と今の戦況のやばさを感じ取っていた。どうにか火を起こせる場所を探すと、どこかに起こせそうな場所を見つけていく。信は飛信隊に「今すぐ横陣を解け、飛信隊は今から右翼の壁の役目を捨てて移動する」と指示を飛ばしていく。

共闘

河了貂が「右翼がなくなったら本軍桓騎軍は右脇が丸裸になるんだぞ」と聞き入れられずにいるが、信は「桓騎は多分ここに援軍を送っても意味がねェと思ってんだ」とこの場で戦っても勝ち目がないことを告げ、火の起こし所に向かおうと考えていた。信は「俺の目を信じろ」と河了貂を真っ直ぐ見つめ、河了貂は信のことを信じ飛信隊の移動を受け入れる。

飛信隊は乱戦を解いて駆け、壁のいる中央軍を通過した。そして、真逆の左翼楽華の元に到着した。

飛信隊は楽華に合流して戦いを始めていく。信が「火をここに起こす、そこから炎と成せるかは俺達次第だ」と伝えると、蒙恬も「本当にこれしかなかったと思う」「この光のない全面劣勢の中、秦軍に優勢な場所が生まれたんだ」「それはきっと李牧の描いた局面にはないもののはずだ」と可能性を感じていた。

李牧も「まるで麃公と戦っているかのようですよ」と信の動きに驚いていた。李牧はそれならばと飛信隊がいなくなった本陣の桓騎軍を攻めていく。

信と蒙恬は今の自身らの活躍がこの戦の勝敗を左右すると考え、共闘して左の局面をひっくり返そうとしていた。

羌瘣が楽華軍副長の愛閃の元に合流する。

また、那貴も楽華軍五千将陸仙の元に合流していた。

桓騎軍本陣にて、摩論が飛信隊がいなくなった右側が攻められていることに焦るが、桓騎は「こんな時のために来たんじゃねェのか、あいつらは」と秦北東部軍将軍の風范に右の敵の侵攻を止めるよう指示を出した。

太原を出た二十万の内狼孟軍の襲撃を抜け、先に進んだ五万の北東部軍は皆士気が高い。地方で中央の戦争の話を聞き続けていた彼らにとってはこの戦いは誉れであり、六大将軍桓騎は英雄なのだ。その高揚に将軍風范の檄がさらに心を震わせ士気は最高潮となり、その勢いのまま北東部軍全軍が右から攻める趙軍にぶつかった。

双方士気の高いこの激突は血煙が上がる程凄まじいものであった。そして、数で圧倒する趙軍の前に秦北東部軍の兵は次々と倒れていった。

一方、飛信隊と楽華隊の共闘は各所で圧倒していた。

そんな飛信隊と楽華隊の前に援軍の青歌軍が現れる。

それを見た蒙恬は飛信隊と楽華隊全軍で大錐型の陣を作り、青歌軍を突き抜け李牧の籠の外に出ようと指示を出した。錐型の陣は先頭が強くないといけないため、信と蒙恬が先頭を走ることに。

脱出

飛信隊と楽華隊と対峙する青歌軍の楽彰が最も屈辱的な方法で錐型の陣を破ろうとする。

楽彰は飛信隊と楽華隊の錐型の陣に対し同じ錐型の陣で迎え撃つ。

飛信隊・楽華隊と青歌軍がぶつかり合う。

「力の見せ所だ」と飛麃を率いた岳雷が前に出ると、上和龍が対峙する。そして、上和龍の一刀で岳雷が両断されてしまった。

上和龍が「一人残らずここで死ぬのだからな」と言い放つと、信が上和龍に斬りかかった。

信が上和龍と激しい打ち合いを繰り広げていると、そこに我呂も加わる。

二人がかりで上和龍を倒そうとするが、上和龍の両腕雲玄と雲慶が駆けつけた。

一方、蒙恬は楽彰と対峙していた。

錐型の中間に位置する羌瘣は信たちを助けに行くつもりはなかった。自分が助けに行ってしまうと李牧の囲いの外には出られないため、信たちが自力で突破することを信じ、自身は全力で包囲を突破しようとする。

一方、楽華隊副長の愛閃も蒙恬の指示が前進であることを確認すると一点突破で包囲を突破しようと考えていた。が、蒙恬を思い浮かべ少し考えてしまう。

陸仙が蒙恬を助けに行こうとするも、青歌軍五千将のフーオンに阻まれる。

蒙恬が楽彰に斬られてしまった。

斬られた蒙恬を愛閃が助けに駆けつけた。

「囲いを抜けても蒙恬様に死なれては意味がない、私はあなた様を守るために蒙武軍から移って来た」と愛閃は蒙恬の元に駆けることを選んだのである。そして、中央から力ずくで李牧の包囲を突破しようと目論む。フーオンが立ちはだかると、そこに楽彰も加わった。

戦局を見る李牧は飛信隊中間の異変に気づいていた。羌瘣は限界を超えた呼吸の使用でなんとか李牧の包囲を突破していく。羌瘣が突破したことで羌瘣隊が続いて包囲網を抜けた。が、抜けたのは本体ではない部隊に突破されただけで、隊長の信や蒙恬がここにいる以上、飛信隊と楽華は包囲を突破していないと楽彰は見ていた。

先頭の信の元に歩兵団が追いつき上和龍軍と総力戦を繰り広げる。上和龍軍の強さに飛信隊が苦戦していると、仁と淡の矢で突如雲慶が射抜かれた。

岳雷の仇となる上和龍を狙うも見切られるが、信がその隙を突いた。

上和龍の身を案じたことで雲玄も我呂に隙を突かれてしまう。

我呂は「飛信隊を連れて行けるのはお前しかいねェ」と敵将の相手を歩兵団に任せさせ、信は飛信隊を率いて包囲の突破に向かう。

楽彰は中央にいる上和龍の主力は楽彰軍よりも強力で、いかに飛信隊といえど抜ける前に力尽きると考えていた。信の動きが上和龍軍副将豪座公の前で止まった。

信が「十分だろ、ここまで来りゃ」「ぶ厚い壁を拓くには掘り進めばいい、前後から呼吸を合わせてな」と言うと、豪座公の背後に羌瘣が迫っていた。

羌瘣の奇襲により豪座公がやられる。

そのおかげで外へ出る道が繋がっていく。

一方、楽華隊の前に楽彰とフーオンが立ちはだかる。

そこに飛信隊が駆けつけ、楽華とともに脱出を目指す。

飛信隊の救援のおかげでフーオン・楽彰を落馬させ、楽華隊も包囲から脱出することに成功する。包囲からの脱出を果たした信を見て、李牧は「傑物の類になってきていますね」と評する。が、本命なあくまで桓騎軍であり、包囲からの突破はさほど影響はないと見ていた。李牧は「桓騎には飛信隊信のような芸当は出来ない、いやそもそも桓騎は普通の将が持ち合わせているものを実は持っていない」と桓騎の弱点を語った。

飛信隊と楽華隊が抜けさらに包囲が厳しくなる中、壁は死をも顧みず桓騎が対処に動く時を稼ぐという役目を全うしていた。が、趙兵の大軍についに潰されてしまう。

桓騎はいまだに動こうとしなかった。李牧は「動きたくても動けないのですよ」と桓騎を見ていた。桓騎が今まで戦に勝利してきたのはいずれも奇策・奇襲による勝利。裏を返せば、まともな正攻法な戦いの勝利が一つも無いと言える。桓騎は突然蒙驁の片腕となり基本戦術を学ぶ間もなく戦場に登場し、そのまま才能だけで戦ってきてしまったため奇策以外の手段を知らない。それが桓騎の大いなる弱点であると李牧は語った。そのため、包囲され特異な地形もなく奇策に走れないこの状況下では何をしていいかわからず動けずにいると見ていた。李牧はこのままただ数の力で桓騎を追い詰めていく算段だった。

桓騎はついに軍でそれぞれ頭を張っている全頭たちに伝令を出す。そして、異様な陣形を作り上げていった。

桓騎の異様な陣形に敵味方問わず困惑していた。李牧は桓騎が用いた陣形を知らず、桓騎が独自に考えたものと見ていた。そして、「ただのハッタリだ」と見抜く。500年の争乱の間にあらゆる陣形戦術が生まれ洗練されてきており、その中で桓騎の陣形が今日まで残り伝わっていないということは、そこに有効性がないからだと考えていた。桓騎の狙いが陣形の異様さに過剰に反応して包囲の形を乱すことにあると考え、陣形の弱点である出っ張った足の部分を狙うことにした。

桓騎は黒桜・厘玉・朱摩たちを順に出陣・撤退させるという謎の動きを繰り返させた。桓騎の作戦は敵味方ともに理解できなかったが、桓騎の真の狙いが「時間の無駄使い」にあることが明らかになる。現在、日が暮れようとしていた。

桓騎は日没を狙っていた。元野盗の桓騎軍は暗がりに強く、有利な状況を作ろうと目論んでいたのである。しかも、桓騎は李牧軍が出てきた瞬間からこの日没を狙っていたことを明かす。

桓騎は右からの脱出を図った。時間稼ぎをしながら趙軍の中で一番動きが鈍い軍を探っていたのだ。李牧は包囲している全軍に号令をかけ、「桓騎の奇策はない」と全方位から総攻撃をかけさせる。

趙軍の総攻撃に桓騎軍の突破が困難になるが、ゼノウの登場で勢いづいていった。

ゼノウ一家は矢を浴びながらも突き進んでいく。おかげで 桓騎は李牧の包囲網からの突破に成功した。

その代わり、ゼノウこそ無事だったがゼノウ一家は壊滅状態だった。

李牧は舜水樹・虎白軍に伝令を飛ばし、取り残された 桓騎軍の掃討戦に参加させる。 桓騎は包囲からは逃れたものの、逃げた軍はもはや残党であり、趙北部軍攻略がほぼ失敗したと見ていた。包囲を抜けても最低限の戦力がない今の桓騎軍は「今日死ぬか明日死ぬかの違いだけです」と考えていたのだ。

桓騎の過去

夜になり、飛信隊は森野中を彷徨っていた。

すると伝令が現れ、「変な連中がいた」と桓騎軍氾善と遭遇したことを告げる。

氾善らは紅春は乱戦には不向きなので少し遅れて出発し、別の道から宜安城を目指していた。それを聞いた信たちは「今これだけ大がかりに包囲線を敷いている分、恐らく中心は手薄」と宜安城を落とせる可能性に気づいていく。

そこに砂鬼一家が現れた。

砂鬼一家も普通の戦闘が専門ではないことから、桓騎の指示で別働隊として動いていたらしい。

そこで那貴が桓騎一家の最古参である砂鬼一家に桓騎の根源、そして桓騎が何者なのかを「宜安城に連れて行く」という条件で聞き出そうとする。すると、砂鬼一家の長が現れ、桓騎が砂鬼一家の最古参という真実を明かした。

砂鬼一家の長は桓騎が一家に入ってきた時の話を始めた。

桓騎は普通の人間ではなかった。桓騎が入り砂鬼一家を変えていき、今砂鬼一家の姿はすべて桓騎が作り上げたものだったと明かされた。砂鬼一家の長いわく、ある出来事があって桓騎は砂鬼を出ていき、それから自分で一家を作っていたとのこと。その理由は「続きは宜安の城内で話してやる」と話はお預けとなった。

李牧本陣では、桓騎を捜索するも発見することはできないという報告が入る。赤麗城に逃げたと推察されていた。

が、李牧は「赤麗に入ったとしてもそこからは出られません」と見ていた。

桓騎軍は川にぶち当たるも、闇夜の川渡りを始めていく。

厘玉が「今回はさすがにちょっと厳しそースね」と言うが、桓騎は「まー大したことはねーだろ、どうせ最後は俺が勝つ」と余裕だった。

その頃、宜安城では紅春が迫ってきているのを目視していく。

宜安城攻略戦

蒙恬は「二つの条件が重なればその先の道が開けるかも知れない」と宜安城を落とせる可能性を感じていた。

李牧軍本陣では、虎白公が桓騎以外の残党の動きを気にしていた。虎白公は飛信隊の動きを気にしていたのであった。

その頃、飛信隊が紅春で宜安城攻略戦を始めていた。

突破口が紅春しかないことを理解してる宜安側は、すべての兵を城壁に集め突破を阻んでいく。宜安城城主北遼公は狼煙を上げ、宜安城が襲撃されてることを周囲に伝えていった。

突破に苦しむ状況を前に、信は飛信隊怪力三人衆を呼び突破を目論んでいく。

那貴が手下に伝令をすべて始末させていたが、明るくなれば伝令の行き来が活発になり、気づかれれば周りの趙軍が押し寄せてくるためそれがタイムリミットとのこと。

信と怪力三人衆が奮闘していた。

竜川が身を呈し敵兵を薙ぎ倒していく。

今度は竜川の奮闘を見た田有が先陣を切って突破する。

田有が入口の守りを引き受け、崇原たちが開閉部屋に向かい門を開けに行く。田有の孤軍奮闘のおかげで、開門に成功した。

が、田有は力尽きてしまう。

田有らの活躍もあり、宜安城を落とすことに成功する。

が、田有、竜川、中鉄は無理がたたって力尽きてしまった。そこに砂鬼一家が現れ、田有たちに息があることを知ると「宜安に入城できた礼」と治療を施そうとする。砂鬼一家は長年死体を切り刻み続けた結果、人の体について誰よりも熟知していた。信は渋々田有たちを砂鬼一家に預けることにした。

蒙恬は宜安城攻略前に話した二つの他力に語っていく。一つは開戦前に奪った赤麗城で、生き残った桓騎軍の残党が入場し、それなりの戦力として復活することだった。

もう一つは桓騎が生きているということだった。桓騎がまだ生きていて赤麗か宜安のどちらかに入城すれば士気は吹き返し、一日でも長く籠城を続け、本国から援軍が来るのを待つのが生き延びる道と蒙恬は考えていたのだ。日が昇ってこようとしていた。

砂鬼一家たちのおかげで田有たちは助かり、信は「てめェらはクソだ」と言いながらも砂鬼一家に感謝を告げる。那貴が「まさかそういう目的でやっていたとでも?」と拷問の件に触れると、砂鬼一家の長は「桓騎は無意味なことはしない男だ、あいつがやることにはいくつも意味がある」「あいつが砂鬼を今の姿に作り変えたのにも大きな意味があった」と桓騎の過去を明かしていった。

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